南松尾はつが野学園の体育館において、本日、第6回終了証書授与式が行われました。たくさんの保護者と在校生の5年生、南松尾はつが野学園の教職員一同に見守られ、少し緊張気味の6年生一人ひとりに前期課程終了証書が手渡されました。学校長の式辞の中には、六年生の皆さんへ九十四歳で亡くなられたアンパンマンの絵本作家であり、詩人でもある、やなせたかしさんが、自分を振り返り続け「嬉しいこと」について書かれた詩の紹介がありました。
『子供から大人まで
人が一番うれしいことはなんだろう?
長い間ボクは考えてきた。
そして結局、人間が一番うれしいのは、人間をよろこばせることだということがわかりました。
実に単純なことです。
ひとはひとをよろこばせることが一番うれしい。
美しく生まれた人は、その美しさでひとをよろこばせることができます。
学問のあるひとは学問で、
絵をかけるひとは絵をかくことで、
歌えるひとは歌で・・・。
なぜおいしいお料理をつくるか。
お料理を食べたひとが「おいしい!」といってよろこぶのがうれしいからです。
ひとはみんな、よろこばせごっこをして生きています。それが、このいかにもさびしげな人生のささやかな楽しみになります。』
6年生の皆さん、後期課程でもみんなでいっぱい「喜ばせごっこ」をしましょうね。本日はおめでとうございます。